2014年8月18日月曜日

川口市庁舎の建て替えと川口工業総合病院のマンション計画




【川口市役所建て替え計画】

  川口市では、老朽化した市庁舎の建て替えを計画している。5階建ての本館は1959年の竣工で、55年が経過している。3階建ての新館は1964年、3階建ての別館は1972年、4階建ての駐車場棟が1971年にそれぞれ竣工している。これらの各棟が、庁舎の安全性の目安であるIs=0.75を満たしていないという。

 庁舎建て替えの積立金は、2013年度で約59億7,000万円。現庁舎と同規模の約18,422㎡で建て替えた場合、工事費用は95億3,640万円を見込む。しかし市はその規模を約40,000㎡にしたい考えだ。
 そのためには現行の容積率では建てることができないので、容積率の緩和を視野に入れ、県などの関係機関との協議や周辺住民との合意形成の手続きを進めて行く見通しだ。




 今の場所に建て替えるとすると、その間は他の場所に仮庁舎を設けなければならない。そこで市では、道路の向いにある市民会館を取り壊し、そこに先に1棟を建設し、その後に現庁舎の取り壊しに入りたいとしている。




 市役所の正面(3階建ての新館)




   市民会館は東日本大震災以降閉館している。




【(仮称)川口工業総合病院地区住宅棟計画】

 医療法人新青会 川口工業総合病院と東急不動産(株)は、病院に隣接する川口市青木1-448-86に共同住宅を建設する。

 戸数は135戸で、診療所1室と店舗1室という内容。

 規模は25階建て、延べ床面積は約14,333㎡。

 工期は2015年1月から2017年7月までの予定。

 設計者は(株)GA建築設計社。

 施工者は未定。 


 建設予定地




新しい病院が隣接している。